CB工法とは、鉄筋をつなぐ溶接技術の一つで、セラミック製の裏当て材を使用したエンクローズ溶接継手です。
愛知工業大学と大阪府産業技術総合研究所の共同研究の成果として開発しました。
溶接作業後に裏当て材を簡単に除去することができ、目視による溶接部の全周外観検査が可能です。直接溶接部を確認できることにより、安定した品質を提供できる工法です。
また、溶接後に裏当て材を除去出来るため、溶接部外観検査(VT) と超音波探傷検査(UT) が容易に行えます。
鉄筋の溶接による接合方法の継手性能では最高のA 級継手を有しており、信頼性の高い継手性能となっています。
シービーリサーチでは「一般社団法人CB工法協会」として技術指導や工法の普及活動を行っています。また、CB溶接に必要なCBセラミックス(裏当て材)や溶接ワイヤー等の溶接資材の供給を行っております。
CB工法の技術的相談は「一般社団法人CB工法協会」へお願いします。
CB工法溶接継手の品質管理は下記の検査のいずれかの組み合わせを選択して行います。
(1) 外観検査 + 引張検査
(2) 外観検査 + 超音波探傷検査
外観検査は全数行い、引張検査は1検査ロッド3本の抜き取り検査として行います。超音波探傷検査は1検査ロッド30%の抜き取り検査として行います。(1検査ロッド = 溶接者が一日に施工した数量:200箇所程度)
関西を中心として、全国的に使用されており、平成25年は年間300万カ所の施工実績があります。
鉄筋溶接継ぎ手では市場占有率1位となっています。
建築土木問わず、各種工事に利用されており、特に太径(D35以上)は約50万箇所/年の実績となっています。
施工能率が高く、標準作業で150~400箇所/班・日の歩掛かりが望めます。